天国のチーちゃんへ
世の中ドンドン変わるよー
僕が22歳の青年だった頃、お母ちゃんは叔父夫婦の家で暮らしていたんです。 その叔父から職場に電話があって、お母ちゃんが危篤だと。 僕は会社のトラックで50km程離れた叔父の家に向かったんです。 夕方でもあろうか渋滞ではないが車がぎっしりと走ってる、ヘッドライトを点けて気も焦りながらも車を追い越せる状態ではなく走行していると車にガタッっと衝撃があった途端ギャ〜と声が聞こえたのでブレーキを踏んだら、左へ走り抜ける猫が居た。 あの猫を敷いちゃったんだ、もう頭の中は猫でいっぱいになり追いかけて手当をしてやりたいし、お母ちゃんは危篤だし、嗚呼〜 後ろからホーンを鳴らされて猫には申し訳ない、まだ信仰心があった僕は懸命に祈りました、ごめんね 堪忍ね。 叔父の家に着くと お母ちゃんは布団の上に座って僕の顔をじ〜っと見て笑っている、片時も僕から目を反らさずに笑ったままでした、直ぐに救急車を呼んで病院へ着いたころは意識不明となりそのまま天国へ旅立ったんです。 お母ちゃんの猫好きは その手に残った傷でも判ります、猫を遊ばせるのに手で悪戯するから猫はお母ちゃんの手を引っ掻くし咬むからなんです、それは僕が引き継いでます。 天国のチーちゃん安らかにね 僕が敷いちゃった猫さん、ごめんね。
by kattyan60
| 2005-01-07 13:25
| 愛を語る
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