代金はご馳走さま
今日はお得意さんのお宅へ伺いました。
本来ならば、工場の数億円もする機械の修理などが専門ですから家庭の仕事はお断り していたんです。 機械の操作盤の前にパソコンを開き、道具類を広げて知ったかぶりをしてですね。 落語の[手遅れ医者]よろしく、「故障する前に呼んでください」と言いたいのを我慢して はっは〜ん、と判っても直ぐに修理してはいけません、お客さんに話しかけられても「シー」っと制します。 1時間程、遊んでからガチャっとスイッチを入れて[運転]のボタンを押すとウィ〜ンと唸りとともに運転を始めます。 こんな腹芸を必要とします、でないと値切られるんですよ。 『あんたね〜来て数分でガチャで終わり、この値段はないで〜』 夜店のテキ屋さんではありません、看板も上がっています、女房も社員もいます、税金だって払っています、値切らないで〜 当時は、そんな事もしていたんですな〜 本題に戻る 3年前に隠居してからは、退屈しのぎに何でも引き受けます。 そのお宅でお聞きした故障箇所を順に診させていただきまして、順に直していきました。 もちろん、あの時間稼ぎを必要とはしませんので直して行く後をお客さまが着いてこられます。『簡単に直るんやね』 僕「ハイ〜簡単に直ってよろしゅうございました」 お客様『全部でお幾らお払いすれば良いんでしょう』 僕「はい、今日は4笑顔+夕食ではいかがでしょう?」 満腹になって帰ってまいりました。彼の人様、好き焼きご馳走さまでした。 お母様にお礼を云うのを忘れています、よろしくお伝えくださいませ。
by kattyan60
| 2004-12-18 01:05
| 仕事の話
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