山の彼方の幸せ求め・・・

カテゴリ:愛を語る( 73 )

小さな男の日記帳より

河豚(ふぐ)を求めた店へ取りに行き、二人の元へ戻ると、いつものように叱られました。
『また〜贅沢をしたらあかんやんか、安いので充分なんやから』
僕は、この人に美味しいものを食べて欲しいと考えています。
家業を守り通してきた人で、殆ど出掛けない、出掛けられない半生を送ってきた人です。
その人に、美味しい物をいっぱい教えてあげたい、楽しい場所へも一緒に行きたい。
一年のいつを切り取っても[掃除をしてた、洗濯をしてた]では生きた甲斐(かい)が無いと思うのは僕だけなんでしょうか?
 
僕は2冊目の日記帳を書いています。
この人と過ごす日々を頭の日記帳にしたためています。
いままでも、これからも書き綴ることでしょう。
贅沢はしませんと誓いながらも、買い求めてしまうのはそうゆう理由からなんです。
大切な彼の人の健康を祈り、床に着きます。
彼の人、おやすみなさいませ。
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by kattyan60 | 2004-12-05 02:41 | 愛を語る

妻のサイズ4

僕は妻の服を選ぶのが好きだった。

妻がまだ、太っていなかった頃、ニットの上下を買って帰った。

みっちゃん『え〜派手やわ〜恥ずかしいやんか、体の線が出るし、嫌やわ』

僕「まぁ 着てから文句言うてんか、きっと似合うから」

みっちゃんは向こうの部屋へ持って行って着替えてきた、とっても似合ってる。

僕「ほら、見てみいや奇麗やんか、僕のセンスを疑ったらあかん」

みっちゃん『そうか? 派手やと思うねんけど』

僕「ほら、これがそれに履く靴や、サイズは22.5cmや、履いてみて」

みっちゃん『靴迄買うてくれたん? 誕生日でもないのに』

僕「苦労して釣った魚やさかい、せっせと餌を運ばな逃げられるもんな」

みっちゃん『ありがとう』

みっちゃんは娘に、『自分で買う楽しみが無いねんよ、変なお父さんやね』

それは、まだみっちゃんが[頑固]になる前だった頃のことでだった。
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by kattyan60 | 2004-12-04 00:28 | 愛を語る

妻のサイズ

結婚する前、まだ結婚も決まっていなかった頃のこと。
二人でデートした事が3回ぐらいだったか。

仕事が終わって着替えたみっちゃんの服装は地味で高価でないのが判る。
僕がみっちゃんの友達に、それとなくサイズを聞いた。

親しい人が勤める洋服屋さんへ出掛け、服とスカートに靴を揃えた。
それに、宝石店で誕生石のエメラルドのちっこいのを買った。
結婚できなくても、受け取って着てくれたら良いや、みっちゃんの服を注意してたら
多くを持っていないのが判る。

みっちゃんにメモを渡した”いつもの所で待つように”
専務に、みっちゃんに会いに行くが仕事があるから事務所の暖房は点けておいてくれと
言い、出掛けた。
そこは小さな喫茶店で いつも隅っこに座って下を向いている。
コーヒーも飲まずに出て、車に乗せて走りながら「後ろの席を見てごらん」
みっちゃん『何んですか?』
僕「箱を開けて良いよ」
そして僕は小さな箱を剥き出しで渡し、「お母さんの反対で結婚出来なくても返さなくて
良いから、明日着て会社へ来てよ、それだけが条件かな」(キザだなぁ〜)
みっちゃんは、聞くまではエメラルドの指輪をガラス玉と思ってたと結婚してから聞いた。

翌日、みっちゃんは約束通り着てくれた。
僕と同輩の男どももみっちゃんを狙っていたのは、僕の部屋に遊びに来た男どもの
話しで判ってた。
僕が結婚を申し込んだことは知らない(愛を語る=家内への鎮魂歌に詳細)

仕事中にメモを渡した、”いつもの喫茶店で”
みっちゃんは待っていてくれた。
この頃は不安だったが、もう観念していたと結婚後聞いた。
みっちゃんの笑顔は18歳とは思えない大人の顔だった。
それは、過去の辛い環境がなせるものだと知ったのは結婚して、かなり経っていた。
みっちゃんは、指輪をしてなかった、僕が「みっちゃんの誕生石だから」と言って初めて
本物だと気づき、高価なものは戴けませんと言ったが、貰ってくれと頼んだ。

給料の全てをお義母さんに渡し、小遣いとして月に500円貰うと云う。
当時としても、年頃の子が貰うには少な過ぎる。
僕は20000円(当時の彼女の給料くらい)を渡して、化粧品でも買えと言った。受け取る事を拒否したが無理強いした。

それから2週間後に何を買ったか聞いたら、まだ持っていると言う。
お願いだから、買って欲しいと言ったら後日、買ったルージュを見せてくれた。
それは、まだ使われずに封も切られてなかったので、今つけて欲しいと頼んだ。
そのルージュをつけたみっちゃんは、より大人に見えた、地味な色だった。

そのルージュの香りを間近に嗅いだのはそれから1月もしてからだった。
二人で京都へ行き、嵐山から[洛柿舎]を通り抜けて竹林へ行ったら『怖い』と言った。
みっちゃんはヘビが大嫌いだと言ってたのを思い出してそこから去った。
やはり結婚してから聞いたがヘビではなくて僕が怖かったらしい、それはKissも知らない
幼いみっちゃんだった。
続く
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by kattyan60 | 2004-12-03 02:51 | 愛を語る

天国の妻へ2

今日、娘から大阪へ来ると電話がありました。

息子から電話で、工具の余ったものが欲しいと電話がありました。

親友の彼の人からメールで夕食に来いとありました。

彼の人の幸せに手を貸してください。

娘の幸せに手を貸してやってください。

息子の幸せに手を貸してやってください。

貴女の安らかな事を祈っています。

ごめんね、もう少しだけこちらに居させてください。

もう少しだけ待ってくださいね。
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by kattyan60 | 2004-12-01 23:39 | 愛を語る

天国の妻へ

そこは、言い伝え通りのところですか?

観音様に挨拶しましたか?

貴女は人見知りする人だから独りで大丈夫ですか?

僕が居なくても大丈夫ですか?

ご飯は食べてますか?

お好み焼きは食べられますか?

少しはお酒が飲めるようになりましたか?

下着や着替えは売っていますか?

風邪などひいていませんか?

僕は少し喉が痛いです。

時期が来たら出迎えしてくださいね。

心配しています、お体大切に、ご自愛ください。
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by kattyan60 | 2004-12-01 23:27 | 愛を語る

エネルギー不滅の法則と輪廻転生

僕は坊主でもなく、宗教家でもない。

僕がまだハンサムになる前だった頃、宗教というものに強い関心を持ったことがある。

僕はお母ちゃんが好きで、横に寝ているお母ちゃんの胸を見てた。
呼吸で上下する胸をです、生きている事を確認してたんです。
41歳で僕を産んでくれたお母ちゃんが僕より早く SI を迎えるのは必然で、その時は
僕も一緒にSIのうと思ったんです。
毎夜お母ちゃんの呼吸する胸を見ながら、いつしか寝てしまうんです。

その頃、お母ちゃんは日蓮宗(創価学会とは別の解釈)に熱心で、信者の会に従属し、
持ち回りの信者さんの家で経本を読み、法話を聞き、皆で食事したり、お酒を飲んだりする。
その、会合に毎回お母ちゃんは僕を連れて行きます。
小さな子供は僕だけだから、それなりに可愛がってもらっていたんです。

年数が経ち、その経本の内容に興味を持ってしまって、お坊さんに質問したんです。
この会合でなされる事の意味と、経本について解説して欲しいと。
会合の説明は無かったし、教本の説明も納得できるものではなかったんです。
会合の意味は、晩年に考えたときに判ったように思います。

経本はどんな宗教にも、色んな解釈があるらしくて考えるのは辞めました。
輪廻転生を、そのまんま実在するとは僕の少ない脳では理解できない。
娘からの電話をとり、声を聞いたら、それはお母ちゃんの声そのものとなってきています。
そこに、遺伝子に組み込まれた輪廻転生が存在した事で納得したのでございます。

エネルギーを消費したとき、何らかの形に変わり、時に空中に、時に水中に、時に地中へと
伝わり最終的には熱として分散されても存在として残ると、学校の先生が教えてくれた。
僕の脳で考えるという、エネルギーも永久に保存されるならば、この世を辞した後も
存在し得るって事、妻も存在している訳だ。

先日、妻の遺髪を洗髪しリンスしながら「おいっ、今は何処だ?」
心なしか、線香の煙が揺れた、「何〜んだ、また僕を煙に巻く気か?」
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by kattyan60 | 2004-11-30 11:42 | 愛を語る

ドア・ボーイの夜

夜明けから日暮れまでの時間が短いのが不満だ。
南極の白夜は良いが、寒いからダメだ。
北欧のそれとて同様に思うが、寒いのは困る。

世の男性諸氏は夜の長いのを喜ぶお方も多いだろう。
会社の帰りに少し寄り道を、と夜の街に消えて行く。
僕はお酒が飲めないからそういう処へ行った記憶が遥か遠い。

僕がまだハンサムの盛り頃(10代後半)にキャバレーと呼ばれるお店で友人と
バイトをした。
寒い日は僕はトイレのドアを開ける役、少し温かい日は入り口のドアを開ける役。

来る客は、[来てやったぞっ]という態度でドアの前に立つ、「いらっしゃいませ」とドアを開けるとチップが貰える。
帰りはベロベロに酔ってる人は殆どドア・ボーイを無視して、ホステスに抱きついている。
『○○さん、愛してるわよ、ねっ今度はいつ来てくれるの?』とお客さんの胸に手を当てる。
途端にお客さんの鼻の下が伸びてデレ〜
送り出したホステスさんは『フンだ馬鹿やろう、スケベー親父め、二度と来るなっ』
ドキッ これがホステスさんか/ 裏ってこんなんか/ と若くハンサムな僕は思った。
僕と友人も、よくからかわれたもんだった。
『君たちさ、まだ童貞でしょう? お姉さんが男にして上げるよ』 冗談じゃないですよ。
僕は愛の無いのはごめんです、(でも興味はゼロではなかったが)
友人は兎も角、この頃の僕はおっしゃる通り未経験です、想像ばかり逞しい汚い奴
でした。
バイトを通して、良い経験をしたと思います。嗚呼〜女性は逞しいなぁ〜怖いなぁ〜
夜って長いんだなぁ〜
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by kattyan60 | 2004-11-29 23:23 | 愛を語る

買い物紀行

先週の木曜日だったか、金曜日に出来たPoporoとかいうイトーヨーカ堂へ
行ってきました。
ご婦人姉妹二人を先に降ろして駐車場への道を並んだんですが、その行列にも
同じ行動をとられたみたいで、ご主人一人の車が多い。

やっと停めることが出来て中へ入るとその広さは百貨店の比ではない。
階数が2階で助かった。
携帯にメールが届いて居場所を知らせてきた。
入り口方面へ向かい店を見つけたが中に居ないではないか、スタミナを考えて捜すよりはと
電話をしたら、先に見慣れた頭が二つ飛び抜けて見える。

こんな時は大きな人を見つけるには都合が良い。
僕の身長だと、埋もれてるから発見が難しいだろう。
犯罪人だと小さいのが有利だと云える。

それから食事をしたり、洋服を地味だの派手だのと品定めする、ご婦人のエネルギーと
服飾に対する興味を知り、見解を改めねばならないと思った。
僕も妻も目的の場所へ直行し、購入するとさっさと帰るというのが習慣だったから、買い物はかく有るべきなのかもしれないと考えを換えようと思った。

多くの店舗はそれぞれ工夫していて、店員さんの対応も客を獲得しようと懸命さが
伝わってくる。
ワインとハム、ソーセージやジャムを売る店では、小さなクラッカーを大量に用意して
ジャムの試食が出来るようにされている。
甘いものには目が無い僕はさっそく試食してイチゴジャムを購入し、ついでにソーセージ
のニンニク味やサラミ、薫製を買った。

ご婦人、お二人もあれやこれやを購入され、品定めの間荷物持ちをしました。
ご婦人、お二人は僕の存在を忘れて次から次へと店舗を渡り歩く。

”あのう〜僕は荷物を持って、貴女のジャンバーも持って着いて歩いてるんです、少しは
こっちへも聞いてくれません? かっちゃんこれどう/ 派手かな? って”

フロアの椅子に子供とご主人が奥様を待っているんだろうか、あれは、そうとう足に
来ているぞ。

帰ろうかと云う声を聞いた頃は日も暮れかけて、秋も深いなぁ〜日が落ちるのが早い。
ご婦人方がこうして、ストレスを解消し、ささやかな罪のない楽しみとして居られる事
を男性諸氏は理解しようではないか、疲れようとも付き合ってあげてくださいね。
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by kattyan60 | 2004-11-29 22:05 | 愛を語る

僕が勝った

si
漢字で書くのを控える。
誰にでも訪れるそれは祝うほどに高齢であっても悲しいものである。
そして葬儀に参列する。

昔観た映画で孤児院の子供達に慕われているご老人が去った。
それを子供達に伝えたい女性は子供達を葬儀に参列させず想い出の場所へ
連れて行った。
そしてそこで老人の si を伝えた、女性は去った事を悲しむより此処で遊んだおじいちゃん
を思い出してください、そして祈ってくださいと伝えた。
僕の時もそうして欲しいと思う。

実は家内の葬儀もしていない、法事というものも一度もしていない。
子供達も親父の好きにしたら良いと云ってくれた。
富田林に僕の墓がある、そこには家内の養母が入っているが家内はまだ入っていない。
僕のベッドの横に置いてある、小さな桐の箱に入った壷の中に妻は居る。
誰も墓に入れろとは云わない、僕が入る時に入れると良いと考えているんだろう。

家内をおぶった事がある、二人で体重測定をしたら家内の方が少し重い。
その時、僕は家内をおぶって力を鼓舞した。
家内は背中で笑いながら、強いのは判った判ったと言い降ろせと言った。
それから数年、僕の体重が少なからず増えた、妻は僕をおぶった。

今は片手で持てる体重になった妻にどうだ参ったかと云ってみたが返事がなかった。

 
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by kattyan60 | 2004-11-29 01:23 | 愛を語る

喘息と幸せ

喘息の話しなんて面白くも何ともない、だが僕のような正真正銘の由緒ある患者と
違い、途中から発作が始る人も多いとか聞いた。
僕らは子供の時に持っていたから中断していたとはいえ然程驚くにあたらなかった。

完全に中途からの患者さんは、職業や家庭の事も含めて困って居られると聞く。
患者の会はそんな方のお力になれる情報を捜したりする事を目的の一部としたい。

肺は内臓ではなく外臓だと医師は云う、外気と直接接しているので外臓だそうだ。
肺に入る空気以外の物質を選択して吸う事は不可能だから、少しでも空気の奇麗な
処へ越すか職場を選ぶ必要がある。
僕が自営を始めた理由の一つでもある。

緩いカーブで下降する体力は喘息にも影響していると思う、水泳も良いだろう。
娘にも僕の喘息をプレゼントした、その事を感謝しろと言った事がある。
娘は肺を鍛える目的もあり、中学校ではブラスバンド部でトランペットを吹いた。
2年生の後半に部長になり、先輩でもある現在の婿と知り合えた。
高校でもブラバンで頑張る娘の目は輝いていたが、演奏なのか彼だったのかは聞かない
方が良いだろう。
今の幸せは父のプレゼントした喘息が取り持つ縁なんだぞと自慢した。
娘は笑って答えなかった。
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by kattyan60 | 2004-11-28 13:02 | 愛を語る



ヨーガをするショコラ君
S M T W T F S
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