山の彼方の幸せ求め・・・

カテゴリ:仕事の話( 40 )

あ〜怖かった

前記事と同じ警察署のエアコンが故障だと聞いて伺ったところ、婦人警官の更衣室だった。
故障の原因はフィルターにゴミが詰まりきってフアンのモーターの安全装置が働いたと判明したのは調査を初めて間もなくだった。
分解して修理するまで左程時間を要せず済んだ。
婦人警官の方々を前に説教をした「アンネ、駐車禁止を取り締まるのも結構だがたまには掃除しろよなっ、僕の車は管内ではフリーパスだからね、頼むよ」

別の警察署から依頼があって伺いました『留置場の換気扇が回らないんだけど』
はいはい、やらせていただきます、もう何でもこいや、遺体安置所で度胸が着いたんだわ。
道具をもって担当者に案内されたとこは留置場、担当者がブザーを押すと小窓から覗く目が二つ、【そりゃ〜三つだったら怖いよね】 ガチャッと重い鉄製のドアが開くとまたドアがあり覗いた警官が開けてくれて入るとまさに留置場だ、初めて実物を見る。
聞いた場所へ脚立を立てて分解していると一人の男が入って来た。
腰を曲げて卑屈になったその人は僕の脚立の前後に居る二人の警官に『ご苦労様っす』と声を掛けて通り過ぎて行く後ろから警官が一人着いて行く。
僕の工具箱には凶器になせばなるものも多い、換気扇が無事に運転を始めて片付けかけた時警官が『初めてですか?』 当然じゃないですかと思いつつ「はい、初めてですよ」と云うと見学したら良いですよと云われて道具を抱えて着いて行く 少し広い処は運動させるんですと云う、お世話になるような事をしてはいけません、だってそこはとても狭いんです、プライバシーも無いのです、 あ〜怖かった。
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by kattyan60 | 2004-12-22 20:16 | 仕事の話

怖かった〜

僕が自営を初めてから数年経った頃、1本の電話がありました。
それは、建築会社の社長からでした、彼とはボーイ・スカウトで知り合ったのです。
大阪の某警察署へ行ってくれとの電話でした。
翌日、その警察署を訪ね会計課へ行き担当者(警察の発注権限はこの課)に会うと新しくエアコンを着けて欲しいとの相談です、大きな担当者の後ろを着いて行くと中庭の小さな建物に案内された。
担当者『ここなんやけどね』 そこは6帖程の独立した部屋で、目的は遺体安置所なんだそうだ、 話しは続き、警察へご厄介になるくらいですから普通の方は来られない、その日は丁度タクシー運転手殺害というのがあって、証拠のタクシーが封印されて置いてある。
その、運転手の方がつい先ほど検死のために病院へ搬送されたところだそうな。
【さっきまで居てはったんや〜】
夏には温度が上がり不味いことになると その担当者は云う。

下見をして材料を揃え伺いました、脚立も用意しました。
部屋の鍵を開けてもらうように担当者に云うと刑事が持って行ったからと内線で呼び出した
んです、これまたデカイ男が現れて『ご苦労様です』
小部屋に入ると嫌な匂いがする、初めて出会うこの匂い。
聞くと独居老人が病を得て餓死し、数日後に親族によって発見されたそうだがかなり傷んでいたそうで、立ててある担架も濡れたようになっている。
刑事『アッハハハ 死んだひと程大人しいもんはないよ、生きてる奴の方が怖いよ』と云われたものの、つい先ほど出て行かれたそうで水で洗ったそうだが その気配は判る。
自分の脚立を片付けて、警察所有のを借りて作業中は同伴してもらう条件で急いで着けて試運転もそこそこに帰ってきたんです。

それから数ヶ月、初めてだという方の電話です。
滋賀県からだと言い、話された内容はこうだった。
『今日、葬儀があって火葬したんだが そのご遺体が生焼けで出て来て親族が卒倒されたんです、バーナーの温度が上がらなかったんですよ』 それを直せってことらしい。
金銭は云わないから直して欲しいと云う、そこへ入るのは遠い将来に一度でいいと思い、丁寧にお断りはしたんだが、その親族は驚いたことだろう。
どうもその頃の僕は縁があったようだ、バーナー関係の仕事を始めた頃だった。
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by kattyan60 | 2004-12-22 19:51 | 仕事の話

おッと行き過ぎたかも

ホウコウオンチ
方向音痴ではないのですとキッパリ申し上げられます。

僕の会社は小さいけれど、その名は日本の業界では多少知られていたのが自慢です。
新しいお客さんから電話があって訪問しました、住所などは業界の名簿を持っていたのです。
お伺いする際に、妻が地図を拡大コピーをしてくれて『はい、頑張ってらっしゃい』と手渡してくれます。
地図に沿って伺い商談が出来て作業日程が決まり、部品などが揃っていざ出陣。
社員N『社長、先日行ったんだから地図は要らないですよね』
僕「はい、もちろん数日前ですから覚えています」と言いながらその風景を思い出していた。
瀬戸大橋を渡り、西へ向かいドンドン走り、道後温泉への看板もチラホラ見えたことに安心し、作業車の後ろの席で寝てしまったんです。
社員N『社長、起きて、何処ですか?』
僕「う〜んとね、表の道が狭くてね、数件手前にコンビニがあってね・・・」
社員N『判りません、コンビニだってたくさんありますよ』 おっと行き過ぎたかもね。
僕「ちょっと、停まってくれますか」と車を降りて携帯で「もしもし、お宅引っ越しました?」
それ以来、社員や息子は僕が書く地図は読まずに捨ててしまいます、住所だけくださいと。

世の中にナビゲーション・システムなるものが出来たと聞いたとき、さっそく車に着けてもらったのはいうまでもありません。

過日、車に乗って発進したが どうもいつもと違うようだと思い観察したらナビのモニターが無くなっています。
車上荒らしの洗礼を受けたようです、原因はロックをしていなかったようです。
ガソリン用にと隠しておいたお金は無事でした、モニターだけの被害ですが、モニターが無いと困るので買ったのです。
僕は決して方向音痴ではないのです、東西南北ははっきりしています、ただ交差点に匂いを着けれなくなったのが迷う原因だと納得しています。
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by kattyan60 | 2004-12-22 13:48 | 仕事の話

代金はご馳走さま

今日はお得意さんのお宅へ伺いました。

本来ならば、工場の数億円もする機械の修理などが専門ですから家庭の仕事はお断り
していたんです。

機械の操作盤の前にパソコンを開き、道具類を広げて知ったかぶりをしてですね。
落語の[手遅れ医者]よろしく、「故障する前に呼んでください」と言いたいのを我慢して
はっは〜ん、と判っても直ぐに修理してはいけません、お客さんに話しかけられても「シー」っと制します。
1時間程、遊んでからガチャっとスイッチを入れて[運転]のボタンを押すとウィ〜ンと唸りとともに運転を始めます。
こんな腹芸を必要とします、でないと値切られるんですよ。
『あんたね〜来て数分でガチャで終わり、この値段はないで〜』
夜店のテキ屋さんではありません、看板も上がっています、女房も社員もいます、税金だって払っています、値切らないで〜
当時は、そんな事もしていたんですな〜

本題に戻る
3年前に隠居してからは、退屈しのぎに何でも引き受けます。
そのお宅でお聞きした故障箇所を順に診させていただきまして、順に直していきました。
もちろん、あの時間稼ぎを必要とはしませんので直して行く後をお客さまが着いてこられます。『簡単に直るんやね』
僕「ハイ〜簡単に直ってよろしゅうございました」
お客様『全部でお幾らお払いすれば良いんでしょう』
僕「はい、今日は4笑顔+夕食ではいかがでしょう?」
満腹になって帰ってまいりました。彼の人様、好き焼きご馳走さまでした。
お母様にお礼を云うのを忘れています、よろしくお伝えくださいませ。
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by kattyan60 | 2004-12-18 01:05 | 仕事の話

写真家を志して

葉っぱ物語り(2004初冬)
前Blogでも記事にしたが、若い頃に写真家(?)を志したことがありました。
暗箱(布を被ってピントを合わせるタイプ)にFuji のレンズを着けて反転した画像を
ガラス面に写してピントを合わせます。
合ったら、木のケースに入ったフィルムを1枚セットしてレンズのシャッターを閉めてから
木のケースから蓋を開いてフィルムを出し、「ハイッ チーズ」 カシャ

僕達はピントを合わせる時に絞りを開くとピント深度が浅くなります。
絞りを閉めるとピント深度が深くなります。
人間の目は手前から奥迄全てにピントが合いますが、カメラってやつは全てにピントが合わない、それが返って味になり目標物が浮き上がる効果が得られます。
この方の写真はそれがはっきり利用された逸品ではないでしょうか?
異常気象とは云え風が冷たい中[生きてるぞっ]とばかりに赤いのが浮き上がり、
見えてる以上に読者に訴えるものを感じました。
ありがとうございました。
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by kattyan60 | 2004-12-08 01:13 | 仕事の話

長い梯子(はしご)

久しぶりに倉庫へ行ってきました。
倉庫には僕が仕事をしていた頃のものが山積みになっている。
閉鎖した折りに、かなり処分をしたものの、まだ多く捨てられないものがある。
単品で数万円の物も、転がっているのは勿体ないと思いながら未練たらしく置いてある。

僕が仕事を始めた頃には、工具どころか木ネジが無くって困ったことも多い。
お客さんからテレビのアンテナを付けて欲しい、危なくて昇れないから断られたと云う
お客さんの家に行くと、なるほど長い長い梯子(はしご)が必要。
お隣の家の壁とお客さんの壁を両手と両足で支えて上がり、ロープを降ろして妻に工具と
アンテナなどをくくりつけてもらって立てて映った時、お客さんはの喜ぶ顔以上に達成感を
味わったものでした。
その後、長い長い梯子を仕入れたけど、現在もなお使うチャンスに巡り会わない。
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by kattyan60 | 2004-12-08 00:04 | 仕事の話

防犯ビデオ

親友が新しいタイプの防犯のための、監視システムを創った。
今迄の監視システムはビデオテープに録画するが、彼のはパソコンのハードディスクに
録画してしまう。
無人のコイン・ランドリーに設置するのを手伝った。
カメラを設置して配線をするだけの簡単な仕事だから代金は「飯を奢れ」と云ったが前回も代金を支払うと言うのを断るのに苦労させられる。
仕方がないから払わせてあげました。
また今回も仕事は簡単なのになぁ〜

この監視システムはですね、四日目に最初の一日目だけが自動消滅し、それを繰り返す
から、テープ交換の煩わしさが無い、無人の時は自動で待機状態となり、動くものを検出
すると、録画を開始するって優れもの、しかもパソコン本体込みで30万だと ?
こりゃ〜安いと宣伝をしてやった訳だが、僕が忙しくなるのはごめんだぜ。
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by kattyan60 | 2004-12-07 00:12 | 仕事の話

転換期

転換期より
自営を初めて6年は夢中で過ぎ、やっと訪れたチャンスかと思った。
小太りの紳士に下請けを依頼されて、会社を訪れることになった。
それは名古屋にあり、テニス・コートが6面は充分取れる駐車場に6階建てのビル。

その目的の階は案内板で4階だと判り、エレベーターで上がりドアを開けると
長いカウンターの向こうには20人くらいの人が机に向かっている。
例の小太りの方は直ぐに僕を見つけてくれて、大声を出さずに済んだ。

応接へ通されて、話しを聞くと息子と二人で月額150万でどうだろうか言う。
出張の経費は別途支払うと云う、夢のような金額に隠れた足の太ももをつねったら
痛かった。
だが何をどうした仕事なのか解らない、と伝えると電気の制御を理解してるなら
簡単だと云われて安心はしたものの、専門的に勉強したわけじゃない。
それからは、貰った資料を読み、図面をにらみつけた。

明治に入る前後に、文字の読めない職人さんが外国からの図面だけで色んな物を
作成してきたんだ、今の時代で出来ない訳がないと信じていた。
火縄銃の現物を見て作った技術は凄いと思う、銃身に使う筒だって元は煙管(きせる=
煙草を吸う道具)の製作する技術が大きくなっただけだと聞いて驚いた。
鉄棒に帯状にした金属を巻き付けていき、熱して叩いて接合し中の芯金を抜くと
筒になる、聞けば簡単だが現物を見て、その方法を考えた人は優秀なんですね。

解らない図面は100回見たら理解できると思ってた、[何とかはヘビに怖じず]

家電業から工事業に制御盤と電気屋のあらかたを経験して訪れたチャンスに
妻は仕事を辞めて家業の事務を引き受けてくれるようになりました。
バブル崩壊までの数年は夢のように上がる利益に妻と手を取り合って励ましあった
ものでした。  完
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by kattyan60 | 2004-12-03 18:42 | 仕事の話

転換期

電機屋の仕事を初めてから1年は経ったろうか。
あるご近所のお宅を訪ねてテレビの修理が終わり、3200円だと申し上げると給料日まで
待ってくださいとおっしゃいました。
帰る車の中で、僕は考えたんです。
業界の知識がまったく無いまま始めた家電業に少し不安を感じて来ていた時に、代金の
回収が難しいのでは困るが看板は降ろせない。

当時は公団住宅の3階に入っていた頃です。
サンヨー電機さんが作ってくれた看板を窓のフェンスに着けてた看板の名前に愛着が
あります。
友人が経営する電気工事の会社を訪ねて相談したら、暫く下請けしてみろと云う。
それから、そこへ出入りの業者さんに混じって仕事を見ていたら難しくない。
ただ彼らは数年から数十年のベテラン揃い、新参者で不器用な僕の比ではない。
僕より年上の方に代わって高い所の作業を申し出ると叱られました。
『ばっきゃろうめ、俺はこれで何十年もやってるんだ、任せろっ』
「中井さん、僕にやらしてよ」
『ダ〜メ、日が暮れちゃう、その箱を順番に開けて俺に呉れ』
中井ジュニアが『南さん、 頑固なもんですんまへん』

その仕事をしている時に僕が自慢出来る仕事がありました。
重さ1トンのトランスを地下の電気室から出して、新しいのと交換する。
皆さんよりはこうゆう、重量物には多少の経験がある。

土木の仕事をしていた時に、道路を掘って通行に支障のないように敷いてある鉄板を
ご存知の方も多いでしょう、あれの1枚はかなり重いんです。
通常はクレーンで積み降ろしをします。その日の内に撤去しなくてはならずとロープを積んで小さいダンプ・カーで行きまして、電柱を利用して積み込んだら見てた通行人の方が
拍手してくれまして、手の平を会わせて頭の上で降りました、サンキューサンキュー
バカにも取り柄があるもんです。

そのトランスを数本のロープとトラックを利用して引き出し、その逆をして定位置に
納めたんです。
その事があってから中井のおっちゃんは、事細かく指導してくれるようになりました。

友人の会社の仕事の無い時は、会社と工場廻りをしたんです。
そのあちこちで頻繁に出会う人が居ました、少し小太りの人と仲良くなりまして、
食事を共にした時に名刺を出し、下請けをして欲しいと。
丁度バブル経済に突入し始めた頃でした。   続く
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by kattyan60 | 2004-12-03 12:45 | 仕事の話

主婦もまた

僕が家電の販売修理をしていた頃。
日立家電がチラシを安く印刷してくれるので、原稿をあれやこれやと書き記して投函したが
回答がない、次のチラシにもまた同じ事を書こうとした時に、妻は[家電品何でも修理します]とだけ書いてみたらと云うので その通りにしたら、何と毎日修理の電話が掛かって
きます。
或る日、いつものように修理依頼の受付メモを整理してたら、先日伺ったお宅からの
電話があったようなんです。

「こんにちは、○○○電機です、今日お伺いしたいと思いますが、ご都合はいかがでしょう」
何時でも居ますからどうぞ、と言われて直ぐに伺いました。
奥様は20代後半だそうです、赤ちゃんを抱いてドアを開けてくださいました。
『おじさん、これなんですが』
おじさん「先日伺った折に言ってくだされば良かったですのに」
『・・・・・・・』
おじさん「症状を教えてください」
『その前にお茶でもどうぞ』
おじさん「はい、ありがとうございます、いただきます」
それからお茶をご馳走になりながら、お話をしていると結婚する前は不倫をしてたとか、
同年代は頼りなくて嫌だとか、おっしゃいまして『おじさん、どうですか、私はダメですか?』

その日、修理をして帰り、家内に次に電話があったら死んだと云えと伝えたら怪訝(けげん)な顔をしていました。

僕は決して真面目な男ではないけれど、当時は会社勤めをし帰ってから全員の食事を
作り、チラシ配りを手伝ってくれている妻を裏切る事は道義的にできません。
主婦となられても、本能を押さえられない人を責めるつもりはありません。
ただ、妻を裏切れない奴もいるんです。
ご主人の留守に家に伺う仕事には破ってはいけないルールがあると僕は考えています。
花の独身になった今だと、多分お断りしないでしょうね、でも相手にされなくなって
しまっていることでしょう。
『おじいちゃん、これ直ります?』
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by kattyan60 | 2004-12-03 00:50 | 仕事の話



ヨーガをするショコラ君
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