山の彼方の幸せ求め・・・

2005年 07月 27日 ( 1 )

ネクタイとパンツ

朝、唯一残しているお客さんからの電話が入った。

『かっちゃん、社長が会いたいってよ、直ぐに来てくれる?』

この会社へ出入りするようになったのは、古い付き合いのある担当者がヘッドハンティングされて入社し、その時からの付き合いで、既に6年程のお付き合い。
その間に、先代の社長が降板し会長職に転じ、息子さんが後を継いだ。

先代には一度ご挨拶をさせていただいたが、現社長にはお目に掛からずに現在に至っている。
その社長から、一度挨拶をしたいからご足労願ってくれとのお達しに慌てふためいてしまいました。
慌てたのは他ならぬ、着て行く物に困ったのでございます。
毎度の服装ではまずかろう、白いYシャツにネクタイは当然だろう。

引っ掻き回して、ネクタイやシャツは見つけた、そんでパンツは何処だったかな?




ありました、一応アイロンを掛けて穿いてみた・・・・・・ブカブカだ、両手が入ってまだ余る、ベルトを絞めると皺になるウェスト。
現役当時は、妻のみっちゃんが作る料理が美味しくて、太る一方だった。
ウェストサイズが月毎に変わる、89cmまで行きパンツを広げると縦横が同じように見える。
それで、オーバーオールになったのです。
以来ず〜っとそれを通してきたが、初めてお目に掛かる方には失礼だと思いネクタイを絞めたのだ。

どうも長らく絞めていなかったせいか、違和感がある。
ピエロになった気分ながら、特急で作った名刺2枚をポケットに納めてお目に掛かってきました。

社長『いつも、急な事をお願いしているようで申し訳ないです、こんな時代ですから機械の買い換えも、ままならず宜しくお願いします、僕は機械音痴なので解らないのですが、故障ってこんなにも多いのですか?』

僕「はい、精密なもので造幣局で日本円を刷っている機械と同じもので、2万点以上の部品で出来ています、そのどれが摩耗しても上手く作動しなくなるのです」

社長『解りました、今後とも宜しくお願いしますね』

会社を出ると担当者君は『社長は機械の説明してもあかんよ、小学生の低学年に難しい方程式を理解さえるようなもんで、基礎が違うから稟議も大汗かくわ』

人品卑しからず、2代目さんはこれから、この船をどう操縦されるのか少し不安が残った面接でありました。 

帰って来て、パンツを眺め”もう少し太っても良いようだなぁ〜”と思った午後でした。
[PR]
by kattyan60 | 2005-07-27 15:37



ヨーガをするショコラ君