出世物語
今、NHKの大河ドラマの[功名が辻]を司馬遼太郎の本で読んだのは随分昔の事。
山内一豊さんの妻である千代さんの内助の功は有名な話しです。 淡路島出身の嘉兵衛さんが赤貧の家だけど、夜這いをした人と結ばれ、江戸へ材木を運んで財を成し、尼崎で廻船問屋で成功した[菜の花の沖]も司馬遼太郎の好きな一遍だ。 今の世の英雄でもあったホリエモンさんは一夜にして犯罪者となってしまったが、若くして財を成し、一時期は日本のビルゲイツとまではやされたものだった。 嘉兵衛さんにしても命を懸けて江戸へ材木を運び、一豊さんも戦場働きによって財を成した。 ホリエモンさんに限らず、耐震偽証をした連中だって一時は時代の寵児であったろう。 子供に親として先人としての職業のアドバイスを出来なくなった。 お金をたくさん稼ぐ事が善であるはずはないが、満足を買う事はできる。 自営を始めた当時は貧乏で、米を買うお金も無かった事があった。 その頃、親しくしていた会社の社長と応接で面接していても両足を揃え、膝に手を乗せていたそうだ、仕事が順調になりだし、同じ社長に会った時はソファに深々と座り、足を広げて、腕を組んでいたのを皮肉たっぷりに言われた。 『南君、儲かってるね』そしてその態度の鷹揚さを指摘され恥ずかしい思いをした。 恥を忍んで書いていながらも赤面する。 節約する事を知ったのはメールママのお陰です。 それまでの僕は、毎日Barや居酒屋で食事をしていた、一時期、家に帰るのが嫌でホテルに住んでいたこともある。 貧乏人の僕がすることではないのだけど、妻を亡くした苦しみから逃避していたのです。 財布の中身 みっちゃんが去った当時、万円札が何枚入っていたか知らないが、財布を畳むのが困難だった程ええ加減な金銭感覚だった。 先日、メールママと映画に行った時、財布には1万円札が1枚と数千円しか入ってなかった、これでは美味しい物を求めて高級レストランへ行く事もできない。 それで、スーパーで寿司を買い、車の中で食べたのです。(落ちたけど) 最近は高級レストランへ行く事も無くなり、自炊している。 ホリエモンさんが拘束を解かれた時、どんな生活をするのでしょうね。 自家用ジェット機を維持し高級マンションに住み続けるのでしょうか? まぁ人様の事だけど、これからの若者達の夢であって欲しいと願うものであります。
by kattyan60
| 2006-01-25 13:44
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