山の彼方の幸せ求め・・・

亭主の権限は

僕が結婚して二十数年が経っていた、従順だった妻も僕からテレビのリモコンを取り上げて
エプロンのポケットに隠す。
妻は僕に物が欲しいとは言った事が無い、ブランドにも興味を示さない。
そんな或る日、亡くなった義母のために墓が欲しいと言った。
妻は娘の所属する[ローター・アクト・クラブ]の会員に石材屋の息子が居るので相談したら墓石も格安で良いと云う、墓地も無償で提供してくれるそうだ。
彼のお父さんが無償で使ってもらえと言い決めた後旅立たれたそうだ。
妻は僕に相談する事なく決めたそうだ。
その墓に未だ妻を葬らずに僕が遺骨を持っている。

社用車でもある僕の車の寿命を感じた時、買い替えるべくディーラーへ寄った。
とても気に入った車種があり、妻に電話をすると自分の車で来た妻は『商売で使うのに
乗用車を買ってどうすんのよ』僕は下を向き、販売員に謝った。
それで、妻が決めたのはクラウンのワゴンだった。
妻の決めた車で走り回り3年で16万Kmも走った。

休日の日差しを楽しんでた時、妻がチラシを出し『家を買います』と云う。
驚いてる僕の襟首を摘んで『さぁさぁ行きますよ』
僕は家なんぞ欲しいとは思わなかった、壁と屋根があれば良いじゃないかと思う、税金を
払った残りのお金で買うものにまた税金がかかり、しかも固定資産税とかで毎年税金を
払う、そんな制度が何ともやるせない、だが妻の幼少期の苦渋を思えば無理に拒否してやることもない。
僕の役目はそのマンションの構造がしっかりしているかどうかを見るだけだ。
そして買ったマンションに9年間住んだ妻は満足だったろうかと思いながら手放した。
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by kattyan60 | 2004-12-19 13:44 | 幸せの定義
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