山の彼方の幸せ求め・・・

空が欲しい

雨の音を聞くのが好きだった。
庭の芝生を叩く雨、植えた紫陽花の葉が揺れる。
柚子の葉は強く堅いからだろうか叩かれてもあまり揺れない。
そんな風景を窓越しに見、紅茶を飲みながらタンゴを聴く、その曲間に雨の音。

息子の住む家の近くに借りてくれたマンションには、庭もなく空もない。
カーテンを開けても天気が判らない、ベランダから乗り出して空をみると画用紙大の
空が見える。
出入りの自由があるから、此処が刑務所でないだろうとは思う。
刑務所だって空はあるだろうと不満を感じながら過ごした部屋にお別れをします。
8ヶ月程過ごしたここにお別れをして引っ越します。
それは、廊下をはさんだ前の部屋、そこには空があります。
大阪の中心から東へ行った、今里と云う地名の場所はゴミゴミとし、僕が妻と過ごした
河内長野は田舎で、駅を中心にして広がった新しい町が多く、妻はその空気の良さと
水の美味しさに僕の喘息には良いだろうと決めたそうだ。
今住む、この町には土が見えない。
土はプランターといったプラスチックの入れ物に入り、花を育む。
空が欲しくて引っ越します。
廊下の向かいの部屋には空があるから引っ越します。
息子に話したら『手伝うけど、仕事が忙しいから少し待って』
待てません。待ってられっかよ〜もう我慢の限界です。
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by kattyan60 | 2004-12-18 11:32 | カテゴリーに入らない話
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