山の彼方の幸せ求め・・・

転換期

電機屋の仕事を初めてから1年は経ったろうか。
あるご近所のお宅を訪ねてテレビの修理が終わり、3200円だと申し上げると給料日まで
待ってくださいとおっしゃいました。
帰る車の中で、僕は考えたんです。
業界の知識がまったく無いまま始めた家電業に少し不安を感じて来ていた時に、代金の
回収が難しいのでは困るが看板は降ろせない。

当時は公団住宅の3階に入っていた頃です。
サンヨー電機さんが作ってくれた看板を窓のフェンスに着けてた看板の名前に愛着が
あります。
友人が経営する電気工事の会社を訪ねて相談したら、暫く下請けしてみろと云う。
それから、そこへ出入りの業者さんに混じって仕事を見ていたら難しくない。
ただ彼らは数年から数十年のベテラン揃い、新参者で不器用な僕の比ではない。
僕より年上の方に代わって高い所の作業を申し出ると叱られました。
『ばっきゃろうめ、俺はこれで何十年もやってるんだ、任せろっ』
「中井さん、僕にやらしてよ」
『ダ〜メ、日が暮れちゃう、その箱を順番に開けて俺に呉れ』
中井ジュニアが『南さん、 頑固なもんですんまへん』

その仕事をしている時に僕が自慢出来る仕事がありました。
重さ1トンのトランスを地下の電気室から出して、新しいのと交換する。
皆さんよりはこうゆう、重量物には多少の経験がある。

土木の仕事をしていた時に、道路を掘って通行に支障のないように敷いてある鉄板を
ご存知の方も多いでしょう、あれの1枚はかなり重いんです。
通常はクレーンで積み降ろしをします。その日の内に撤去しなくてはならずとロープを積んで小さいダンプ・カーで行きまして、電柱を利用して積み込んだら見てた通行人の方が
拍手してくれまして、手の平を会わせて頭の上で降りました、サンキューサンキュー
バカにも取り柄があるもんです。

そのトランスを数本のロープとトラックを利用して引き出し、その逆をして定位置に
納めたんです。
その事があってから中井のおっちゃんは、事細かく指導してくれるようになりました。

友人の会社の仕事の無い時は、会社と工場廻りをしたんです。
そのあちこちで頻繁に出会う人が居ました、少し小太りの人と仲良くなりまして、
食事を共にした時に名刺を出し、下請けをして欲しいと。
丁度バブル経済に突入し始めた頃でした。   続く
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by kattyan60 | 2004-12-03 12:45 | 仕事の話
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ヨーガをするショコラ君
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