山の彼方の幸せ求め・・・

流行り歌と遊び

僕が音楽に強い興味を持ち出したのは小学生の6年生。
4軒長屋の東の端に親父とお母ちゃんと僕の三人、1軒おいた隣に[墨江小町]と呼ばれる
お姉さんが二人居たんです。
お母ちゃんはそこで仕事をしていたんです、それは着物の時に履く草履の鼻緒を
裁断から完成までを製作する家内工業。

僕は学校から帰ってくると、鞄のままにそこの家へ寄り、お母ちゃんに帰った事を知らせて
小遣いの5円を貰うんです。
時間が時間ならその[墨江小町]の小さいお姉さんが遊んでくれます。
『かっちゃん、レコードを聴かせてあげる』 そこで当時流行ってた
[カモナ・マーハウス](僕の耳にはそう聞こえた)[テネシーワルツ]など外国の歌手が歌ってた曲に魅入られたんでございます。
それ以来、外国の歌を懸命に聴きました。

中学校に入ると、同級生で一番背の高い小川君というのと気が合って、奴の家で色んな遊びをしたんです。
何故かそいつも鍵っ子で、親御さんに会ったことがなかった。
ラムネの瓶にガスを発生させる粉を入れ、水を入れると泡が出て来る。
そして、瓶を逆さまにしてビー玉が蓋をするのを確認してから、池に投げ込む。
暫く待っていると、ドッカーン 
水しぶきが高く舞い上がる、手製爆弾ですな、(粉の名前は伏せておきます)
暫くすると、鮒(ふな)や鯉(こい)が気絶して浮いてくる、長靴を履いてそれを拾うんです。
その魚を奴は持って帰ってたけど、どうしたんだろう? 
ドッカーンが面白くて聞きそびれた。
そして、奴の家でレコードや始って間もない電リク(電話リクエスト)のラジオに聴き入ったんでございます。(この頃は[僕の伯父さん]や[コメプリマ]がトップになった)

当時の筆箱や下敷はセルロイドで出来ていたんでございます。
それを、細く小さく刻んで金属の鉛筆キャップに詰めて、広く開いた口に針金を1本入れて
ペンチで潰して蓋をし、針金を抜く。
それを木で作った舟に少し高く、くくり着けたものにローソクであぶる。
暫くすると針金の穴から凄い勢いで白い煙が出て、それにローソクの火で引火して
ロケット船になり水面を走って行く。それを飽きもせず繰り返していた孤独な二人だったん
でございます。
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by kattyan60 | 2004-11-30 01:00 | カテゴリーに入らない話
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ヨーガをするショコラ君
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