山の彼方の幸せ求め・・・

恥ずかしくない貧乏

貧乏
貧乏の生い立ち
国そのものの政策が失敗して破綻した国もある、そこに住む人は好まずに貧乏になる。
必ずしも恥ずかしいことではない。
某大型スーパーが破綻して、支払いを停止された関連企業は青天の霹靂のように
突然貧乏神が住み着く、そしてその企業と交際のあった企業もまた支払いの停止を
されてしまう。

僕の会社もバブルが弾けて久しい頃に、集金に伺うと社長が頭を下げて『すいません、
支払いが出来ません』と言い、一枚の紙を渡された、そこには民事再生法の適用を望む
という事が書いてあった。
社長は10億の負債が出来てどうしようもなくなったと言い再度頭を下げた。
殴って帰った人も居たという、そして僕にもそうして気晴らししろと言った。
僕は肩に手を置いて「10億はしんどかったでしょう? やっと楽になれるやないですか、明日からは資金繰りを考えずに頑張れるから、もう一度頑張ってください」と辞した。

それからこっちは大変で、支払いに予定してたお金が入ってこないから妻も大慌て。
二人で工面してその場を乗り切って数日後、例の社長から電話があって来ると云う。
事務所で待ってるとすっかり明るくなった社長が来て直ぐに帰るからと言った。

紙袋を手渡したので中を見ると現金で320万入っている。
僕「何んです?」
社長『過去に支払った手形を、その金額の分だけ返してください』
過去に貰った手形はただの紙切れになっている、それを買い戻すと云う。
理由は、当日苦情の一つも云わずに励ましてくれたのはあんただけで、一部でも
返したかったと、彼は涙を見せた。
それは自分の資産を整理した一部だからと云って帰って行った。

それから数日して、工場を狭い場所に代わるから手伝って欲しいと、電話があって
引き受けた。
うちの社の一人は、損をさせられた会社へ行くんですかと云った。
そうだ、今迄お世話になった恩返しと思って頑張ってくれよ。
作業中、社長から呼ばれて行くと僕のところから納品したものは帳簿に載せてないから
持って帰れという。
売価だけどクラウン程度の車が1台買える、それを返してくれると負債はゼロとなる。
こそっと積んで帰ってきたが貧乏は変わらない。

僕がまだ本業だけでは生計が立たない頃、土木の仕事も引き受けていた。
清水建設のひ孫受けをしていた時、人数が欲しくて人を送ってもらった中に目つきの
違う人が居た、昼食時に話していると、大手の企業に居たと云う、大量リストラの波に
流された一人だと嘆きもせす淡々と話し、今は家族と別れてホームレスをしている
と云う。
ホームレスの人達の中にもプライドを捨てず、踏ん張ってチャンスを待つ人が
いるんだなぁ〜と思った。
あの人はきっと今頃は・・・・・・
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by kattyan60 | 2004-11-28 17:43 | 仕事の話
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