山の彼方の幸せ求め・・・

入院点描2

喘息の発作に大量のステロイドを使用する治療が確立している。
発作が出ると、気管が浮腫を起こす、そして気道を狭めた結果呼吸困難となり死に至る。

手遅れになる前に医師の診断を受け処置をすると大事に至ケースは最小となるだろうと
体験からそう思う。
息も絶え絶えで、5mが5000mにも思う呼吸困難は酸素を消費する行動を嫌う。
軽度の発作は肺の末端で起こっている、年間を通じて軽度の発作を感じている。
肺活量が落ちているから、歌が歌えない、会話の息継ぎも頻繁となり聞き苦しいで
あろうと思う。
必然的に家でベッドに横になり、会話を避けてテレビに観い入る。
何故自分はこんな病なんだろうと何度か思ったが根が軽く出来ているせいか、それ以上
親に苦言を吐いたことはない、今もアイタ・ペアペア(気にしないと教えてくれた)
NHKの番組で遺伝子の病で難病となった青年は健康な体が欲しいかと聞かれた時
生まれ代わっても同じ病でも良いと言った、とても重い言葉に感動した。
当然健康体になりたいと云う答えを誰しもが期待したが、そうではなかった。

筋無力症を患った学者は云う、遺伝子の変異に依る病は人間としての考えであって
それは、何か環境の異変に対応した進化の一部だとし必要なのだと云う。

エイズという感染症にも対応できる人が存在しているそうだ、同性を愛する男性の
伴侶がその病で世を去ったのに、その男性は陰性なのだそうだ。
喘息も肺に入る異物を拒否する反応の一部だったに違いない。
どんな病も嫌だ、ましてそれが子供だと親は身をよじる程に辛い。
僕が小さい頃の喘息を、お母ちゃんも辛かったであろうと思う。

発作で入院したその日から大量のステロイドを投与される、そして気管を広げる薬を
24時間点滴投与される、経験からこれがなされると軽減する事を知る人は安心する。
そのステロイドは精神が高揚し、普段の自分でなくなる。
小さな事で怒りがこみ上げる。
良い効果もある、凄い集中力が出る、アスリートが薬物に頼る気持ちが理解出来る。

このステロイドは副作用も顕著だから医師は頻繁に血液検査をし、肺の音を大切にする。
教授回診の時、楽になった呼吸を停めて悪戯をしたら教授は『南さ〜ん』と笑いながら
肩を叩いた、最近の聴診器もハイテクで教授一人が聴診すると若い医師達の聴診器に
無線で音が飛ぶ、若い医師達も教授の笑いに従う。
そして、その音の特徴を若い医師達に説明した後、僕と患者の会に花が咲く。

ステロイドを停止するのが難しいと若い主治医は云う、半分量にし観察する、そしてまた
半分にし最後にとどめの筋肉注射で完了する。
ステロイドは副腎が製造するホルモンで時に増えた時、火事場の馬鹿力となる。
そうした事をコントロールするのも脳だったのだ。
脳にも意識的にコントロール出来ない部分がある事を知り、日々できる知識の栄養
を脳へ届けようと思った。
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by kattyan60 | 2004-11-28 10:56 | 老いても尚
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