山の彼方の幸せ求め・・・

臨死体験

死それはオール・ナッシング
それは、ほんの僅かな時間で訪れた。
前年の12月大発作が続いて大学病院の救命救急センターへ転院し、薄皮を剥ぐ
ように日々快方に向かい退院、2週間程寝ていなかったのと、食事をしていなかったせいで
38kgに痩せ細り、家内は軽々と僕を抱き上げて家のベッドに寝かせた。
その日から4ケ月、少し体調が優れないので病院へ行くと訴えたら、家内は会社を休んで
くれて同道すると云う、大丈夫だからと言っても聞かない。

タクシーが来て乗り込むと病院まではほんの15分ほどで着くはず。
1Km程走ったところで急に発作が起こり、喘息の吸入薬も効かない。
急いでくれと懇願して意識が無くなった。
僕の命日 昭和63年4月11日。

『○○さ〜ん、目を開けて、此処が何処か判りますか?』大きな声に目を開けると
全体が白い部屋で僕は殆ど裸、そして目の前にスカートをめくり上げてる若い女性が
僕に跨がっている。
”スワッ 僕には愛する家内が居るんです止めてください”

事情がやっと飲み込めました、タクシーの中で死を迎えた僕は家内の機転で速やかに
処置をされて生還したんです。
家内は看護婦をしていたので、それが死である事を認識し処置室へと搬送した手順を
医師は感心していた。
電気ショックで心臓を動かし、女医は跨がって人口呼吸をしたと言います。
僕はマウスtoマウスでも良かったのに。

生還して振り返ってみても花の咲く池も、川の向こうで帰れという母も居なかった、
ただ夢も見ず寝て起きただけの事、ただ体が凄く重かった記憶だけを残して
今、僕は家内の仏壇に手を合わせている。
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by kattyan60 | 2004-11-18 10:31 | 愛を語る
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